自分に合った・必要な「保険」を考える(「公的保険」の種類・説明)

自分に合った・必要な「保険」を考える FP技能士
画像 by せはろ

自分に合った・必要な「保険」を考えるため、記事(「自分に合った・必要な「保険」を考える(保険の種類)」)で保険の種類を大まかに説明しました。

「保険」は大きく「公的保険」「私的保険」に分かれます。そして今回は、「保険」の「公的保険」について説明します。

「公的保険」の種類

「公的保険」には以下の5種類があります。

種類内容
医療保険主に、病気、ケガ、出産や死亡に対して給付があります
介護保険40歳から制度に加入し、基本的に65歳から、
「要介護状態」・「要支援状態」等の条件に応じて給付があります
年金保険老齢、障害、死亡に対する給付があります。
労災保険仕事中の事故(業務災害)や通勤途上の事故(通勤災害)による、病気やケガ、障害、死亡
に対して給付があります
雇用保険働く意思と能力がある労働者が失業したときに、必要な給付を受けられます

「医療保険」の説明

「医療保険」は、主に、病気、ケガ、出産や死亡に対して給付があります。

保険種類が下の3種類あり、「対象者」「保険対応内容」「保険者」が異なります。

保険種類対象者保険対応内容保険者
健康保険会社等の適用事業所の役員
従業員とその被扶養家族
会社員などの被用者(社長など)
業務・通勤以外の
病気やケガを保障
全国健康保険協会管掌健康保険
 (協会けんぽ)
組合管掌健康保険
 (組合健保)
国民健康保険自営業者や農林漁業者とその家族
学生、無職の人など
健康保険等に加入していない人
業務・通勤の
病気やケガも保障
都道府県、市区町村
後期高齢者医療制度75歳以上の人全員
65~74歳で一定の障害がある人
業務・通勤の
病気やケガも保障
後期高齢者医療広域連合

「介護保険」の説明

「介護保険」は、40歳から制度に加入し、基本的に65歳から、「要介護状態」・「要支援状態」等の条件に応じて給付があります。

名称対象者保険対応内容
介護保険65歳以上で要介護・要支援者
もしくは
40~64歳で老化に起因する
特定疾病による要介護・要支援者
被保険者が介護が必要とする状態となった時に、
必要なサービスが提供される保険制度です
ただし、
市町村へ申請し介護サービスが必要と判断された場合にのみ
サービスを受けることができます

「年金保険」の説明

「年金保険」は、老齢、障害、死亡に対する給付があります。

保険種類が下の3種類あり、それぞれに「基礎年金」「厚生年金」があります。

保険種類対象者
老齢給付受給要件を満たすことで基本的に65歳以上で受給できます
障害給付受給要件を満たしていた人が病気やケガで障害をおってしまった場合に
一定の障害認定を受ければ、その障害に応じて年金や一時金が受給できます
遺族給付公的年金制度の加入者や年金受給権者が死亡した場合に、
生計維持関係など一定の要件を満たす遺族が受給できます

「労災保険」の説明

「労災保険(労働者災害補償保険)」は、仕事中の事故(業務災害)や通勤途上の事故(通勤災害)による、病気やケガ、障害、死亡に対して給付があります。

名称対象者保険対応内容保険者
労災保険パートタイマー・アルバイト
日雇労働者や外国人労働者まで
すべての労働者が対象
仕事中の事故(業務災害)や
通勤途上の事故(通勤災害)による
病気やケガ、障害、死亡について補償する保険
事業主
保険料は全額事業主が負担

「雇用保険」の説明

「雇用保険」は、働く意思と能力がある労働者が失業したときに、必要な給付を受けられます。

名称対象者保険対応内容保険者
雇用保険適用事業所の労働者
(所定労働時間など条件あり)
失業の給付
就職促進の給付
雇用継続給付
教育訓練給付 があります

自分に合った・必要な「保険」を考える
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「医療保険」「介護保険」「年金保険」「労災保険」「雇用保険」の個別の詳細内容は後日説明させてもらいます

参考文献

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