美容室で髪をカットしてもらっているとき
美容師さんに頭皮が乾燥している
と言われました
美容師さん曰く その原因は
- シャンプー後のすすぎ不足
- シャンプーの使いすぎ
- シャンプーに入っているシリコン
とのことでした。
シャンプーの何が問題か気になり
タイトル
なっとく!のシャンプー選び
著者
山中 登思子 、小泉 まき子
という書籍が たまたま目に入ったので、
内容を確認しました。
結論
書籍では
シャンプーの成分で
石油・アミノ酸・タンパク質など
から合成された
髪の汚れをとってくれる
合成界面活性剤
石油から合成された
髪の指通りをよくしてくれる
合成ポリマー
が問題であると示されています。
私にアドバイスをくれた
美容師の方は、シャンプーの後
2分間はすすぎをするといい
とアドバイスしてくれました。
これで、上で問題とされていた
- 合成界面活性剤
- 合成ポリマー
の問題を小さくできるのだと思います。
しかし、
合成界面活性剤・合成ポリマー
を使用することで
- 髪の汚れを落とす
- 髪のつややかに見せる
- 指通りをよくす
を 安価に実現できます。
市販のよく売られている
シャンプー・メーカーは
- 誰もが手に入れやすい価格
- できるだけ体に害が少ない
などを考慮・テストして
合成界面活性剤・合成ポリマー
を使用されていると思います。
それを、私たちが理解し
正しく使用することで、
メーカー 私たち どちらも
より良い生活を送れると私は考えます。
内容
合成界面活性剤の問題点
合成界面活性剤は
- 皮膚表層の脂質を流失
- 皮膚のバリア機能を壊す
- 髪のキューティクルのタンパク質を溶かす
- 毛根を傷める
と示されています。
しかし、髪の汚れを落とすには、
界面活性剤が有効です。
界面活性剤が水に溶けると、
親油基(油になじみやすい性質)が
汚れにくっついて取り囲み
親水基(水になじみやすい性質)が
水中に汚れを引き出し、
水だけでは落ちにくい汚れを
落としてくれます。
しかし、
書籍では 合成界面活性剤を使用しなくても
界面活性剤:石けん でも
汚れを落とす効果は同じと記載されいます。
書籍で薦められているメーカーの一つで
その 石けんシャンプー です
ただ、皆さんがご存じの通り
石けんで髪を洗うと
きしむ・ごわごわ・ぱさぱさ してしまいます。
これは、石けんのアルカリ成分が
髪のキューティクルを開いてしまうからで
酸性リンスを使用することで
改善することができます。
また、石けんメーカーでも
デメリットを解消する努力を続けられています。
合成ポリマーの問題点
合成ポリマー は
- やわらかくべたつかない
- 腐らない
- 酸化しない
- 付け心地がいい
など優位点が多いです。
しかし、
- 通気性に乏しい
- 汗などに溶けない
などの特徴があり
皮膚などに付着した場合
しっとりとし、保湿力が高まったように
思われるかもしれませんが、
合成界面活性剤を含んだ水を
ポリマーがコーティングしている状態で
皮膚にはよくない状態です。
- ~ジメチコン
- ~トリメチコン
- ~シロキサン
などが代表的なシリコンですので、
参考にしてください
感想
合成界面活性剤 や 合成ポリマー
などを使用した商品は、使い方しだいで、
問題を小さくできるのですが、
金銭的に余裕がある
自然環境のことを考慮すると、
石油系は極力使用しないに
こしたことはないと考えます。
合成品に比べ高価になるので、
金銭的余裕がある人が
率先して使用していけばいいと思います。
その他
この書籍は、2010年出版なので
技術的な部分はかなり古くなっていることも
考えられます。
書籍の後半は、
大手の合成シャンプーメーカー
石けんメーカー
の商品を著者が
かなり厳しい点数付けを行っています。